楽しみながら不妊治療

不妊治療を始めると色々な検査から始まって、タイミング療法で何度か妊娠に挑むのですが、なかなかタイミングだけで妊娠出来る人は少ないと思います。

むしろタイミングで妊娠できれば不妊ではない。毎月リセットされる度に落ち込んで傷ついて、どんどんネガティブになっていってしまいます。タイミングから人工授精にステップアップし、淡い期待も抱きながら辛い治療を耐えるのです。私の通院していた病院では産婦人科も兼ねていたので、不妊治療患者と妊婦が一緒にならぬよう配慮しており、不妊治療患者は朝早くの診察が基本でした。

周りを見渡すと皆さん暗い。明らかにこれからお母さんになる妊婦さんとは顔つきが違うのです。私も不妊治療患者の一人として同じようにリセットの度に傷つき、落ち込み、妊婦さんを羨む気持ちもあったのですが、あまりの周囲の暗さに少し愕然としました。こんなにも皆さん悩んでいるんだなと。もちろん私だって悩んでいます、自分を責めたくなる気持ちもあるし、神様を恨みたくなる事もあります。

でもだからこそ楽しみながら不妊治療しよう!と心に決めたのです。不妊治療している事は恥ずかしい事でもないし、可哀相な事でもない。そう思われるのも心外だし、堂々としていよう!と思ったのです。同じ悩みを抱えている女性は沢山いるのです。自分だけが悲劇のヒロインではないのです。

私は1年以上も人工授精を試み、それでも妊娠する事は出来ず、懐事情の許す限り体外受精も挑戦していますが、休憩期間もありましたが治療を始めて10年、未だに妊娠には至っていません。年齢的なリミットも近づいていますが、これからもまだまだ諦めず、夫と二人三脚で不妊治療を楽しみたいと思っています。